
花の都パリ。
流行の最先端を行くオシャレの街。
ピカソやヘミングウェイの愛した芸術の街。
恋人たちのための情熱的な愛の街。
そんな華やかなイメージばかりが連想されるのがパリという街ですが、これらは光の部分に過ぎません。光があれば影もある。そんなパリの影の部分を今日は紹介したいと思います。
①道路が吸い殻だらけ

フランス人は本当にタバコが大好きで、日本の比にならないくらいの愛煙家たちがいます。
ですが、フランスでは建物内での喫煙が禁止されているため、人々は道端でよく喫煙しており歩きタバコは当たり前。にも関わらず、特に灰皿も街中には設置されていないため皆吸い殻を道路に捨てていきます。
朝方に道を歩くとあちらこちらに吸い殻が捨てられており、タイルの隙間には吸い殻がびっしりと詰まっています。その吸い殻を清掃員の方々がほうきで拾い集める光景を見るたびに、パリの朝を実感します。
②なんだかおしっこの臭いがする

それもそのはず、飲んだ帰りはあちらこちらで皆立ちションしてるんです。モラルがないのではなく仕方がないのです。
その原因は公衆トイレの少なさ。日本と違ってコンビニのトイレは使えません。道端に設置してある公衆トイレをつかうしないのですが、これがまた少ない。しかも使った後しばらく自動清掃が行われるため長蛇の列。トイレに入れるのが先か、漏らすのが先か…。そんな自らの膀胱との闘いが日夜パリでは繰り広げられています。
朝方のアンモニア臭。パリに生きてることを実感させてくれる生の香り。臭いなんて言ってられない、そんな日常がパリにはあります。
③異常な数のホームレス
日本にも確かにホームレスはいます。しかしパリは異常。いたるところに寝転がっているホームレスの数にカルチャーショックを受けました。
彼らは毎日食いつなぐために物乞いをし、ボランティアの援助を受けながら生活しています。1年間パリに住んでいたのですが、毎日決まった場所に決まった方が座っていたのを今でもよく覚えています。
夏は30℃を超えますし、冬だって0℃を下回る場合もあります。そんな中で彼らは必死に生き延びているんです。
パリの華やかなイメージで彼らの存在は無いものとされていますが、こういった一面もあるんだと心に留めておいていただきたいです。
④街中で不意に香る大麻

最初にことわっておきますが、僕自身大麻を吸ったことは決してありません。友達がこれは大麻の匂いだよと教えてくれただけなのでご安心を。
パリにいるといたるところで大麻の匂いがします。一度嗅ぐと忘れられない甘ったるい匂いのアレです。
もちろんフランスで大麻は違法です。しかし、それが日常に溶け込むほど、大麻はパリにおいて一般的なものとなっています。
友達が大麻を吸っているときに警察に見つかったらしいのですが、捨てなさいの一言だけ。反抗するとお仕置きで留置所にぶちこまれるそうですが、それだけで終わるみたいです。
フランス人の中では薬物というより、ちょっとイケナイ嗜好品ぐらいの位置づけなんですかね。
あまりにもパリでは大麻が一般的すぎて、帰国後「警察24時」を見たときは思わず笑ってしまいました。
※大麻合法化に賛成しているわけではなく、文化の違いについて語っているだけです。通報しないでください。
まだ他にもあった気がするんですが思い出し次第また書いていきたいなと思います。
ありがとうございました!